薦田典佳 | なんでも自分で決めたがるワンマン上司・社長の心理

なんでも自分でやりたがる上司の元で働いているとやる気がなくなるものです。

よく聞くエピソードでは、デザイナーとして会社に入社したのに、デザインを決定するのが70代近い社長というような環境。

どんなに斬新なデザインを提出しても、ワンマン社長が自分の古臭いセンスでダメ出しをしてきて最終的には自分でデザインを作ってしまう。

このように部下の専門性を任せる事の出来ない上司の元では、やりがいも奪われてしまいます。

最近では、奇妙で古臭いバブル時代を引きずったようなCMでお茶の間の度肝を抜いた某ルーペ会社の会長も同じように自分自身でCMを作り上げたそう。

このエピソードを聞いて真っ先に感じたのが、自分のセンスでやりたがり、プロの意見に耳をかさないワンマン権力者の行動パターンそのもののようです。

なぜこのように、部下に任せられないダメ上司は世の中に多いのか。彼らの心理について紐解いてみましょう。
なぜ部下に任せない? ダメ上司の2パターン

部下に任せないワンマン上司には2つのタイプに分かれます。
勘違いワンマン権力者タイプ

自分のセンスが一番だと勘違いしているタイプ。また自分能力が一番だと信じ切っています。某ルーペ会社の会長はこちらのタイプだと想像します。

ですが実力が伴っていない上に、権力だけはあるので回りはイエスマンばかりで勘違いをしてしまっています。

自分が一番すごいと思っているので、部下の意見やプロフェッショナルの意見などもナンセンスだと切り捨て話を聞きません。

裸の王様であると言えます。このタイプの上司の元では、部下はプロフェッショナルな仕事をしたいと思ってもできなくなり、やる気がそがれ、無気力化していきます。

本当に実力があり自分がやったほうが早いと感じてるタイプ
こちらは、プレイヤーとしては一流で本当に仕事ができるタイプの上司です。

部下に任せるよりも自分でやるほうが正確であり、スピーディーにできると自負しています。実際その通りなのですべて部下に任せる事はできません。

一方で自分自身がマネジメントの立場を求められている事には気が付いておらず、上司になってもプレーヤーのままであるため部下を育てる事ができません。

自分自身がプレーヤーになっていることで、部下を育てていない事に気が付いていません。

このタイプの上司の元では、部下は仕事を任せてもらう事が出来ず、やる気がそがれていきます。
どちらのタイプも、部下からすると自分を信頼してもらえないと感じます。

そうすると向上心もやる気もなくなり、気力は低下、ますますダメ上司が「俺がやらなくちゃ!」と空回りする悪循環に陥ります。
ワンマン上司の元で働く事になったらどうすればいい?

この場合は、淡々と受け流して仕事を割り切ってお給料をもらうという時間と思い割り切れる方はそうしましょう。

反抗したり、反対意見を言ってもこのタイプは絶対に聞きませんので言うだけ無駄です。

自らのやる気や、向上心、仕事をするうえでの達成感を求めたい方は、上司が変わって自分を受け入れてくれると夢見るのはNG.

今すぐにでも転職をし、最適な人間関係が築ける企業に移りましょう。

この手のワンマン上司は、何をしても彼ら自身が心を入れ替える事はないのです。それを期待するのは時間の無駄と言えるでしょう。